3.ポルトガルのアジア貿易
〇香辛料貿易
大航海時代は、ヨーロッパ人が富を求めて海外に漕ぎ出した時代で、その富は香辛料・貴金属・奴隷などからもたらされました。
今ではスーパーに行けば安く簡単に手に入る香辛料(クローブ、ナツメグ、胡椒、シナモン等)ですが、大航海時代、今では信じられないくらい高値で取引されていました。今では、各地で栽培されていますが、当時はヨーロッパから遠く離れた東南アジアのモルッカ諸島でしか取れなかったからです。
ポルトガル商人がモルッカ諸島で仕入れた香辛料はヨーロッパに着くと何十倍、物によっては百倍の値で取引され、ポルトガル商人は大儲けしたそうです。
〇日本貿易
ポルトガルは、1557年にはマカオへの居住を認められ、マカオを拠点に日本、琉球、フィリピン、モルッカ諸島など東南アジア一帯での貿易を行うようになりました。
戦国時代のドラマで日本の港に南蛮船が到着すると、ヨーロッパから遠路はるばる荷物を積んで来てるものだと思ってましたが、南蛮船の積み荷の大半はアジアの産品だったようです。船も、マカオから来る場合が多かったみたいです。
当時の日本貿易を一言で言うと、日本の銀と中国の絹との交換でした。
堺に滞在中のアルメイダも登場します。
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